日経平均株価急落、一時2000円超安 節目の3万7000円割れ

日午前の東京株式市場は全面安の展開となり、日経平均株価(225種)が大幅に続落した。下げ幅は一時2000円を超え、取引時間中としては今年4月中旬以来、約3カ月半ぶりに節目の3万7000円を割り込んだ。

 日経平均株価は1日も一時1300円超下げており、連日の急落となった。日銀が7月下旬に追加利上げに踏み切り、さらに米経済の減速懸念が強まったことで市場に動揺が広がった。

午前10時現在は前日終値比1899円52銭安の3万6226円81銭。

 1日の米株式市場は同日発表された米国の経済関連指標が市場予想を下回ったことで米景気の先行きに不安が高まり、ダウ工業株30種平均が494・82ドル安で取引を終えるなど主要な株価指数が急落した。

 東京市場もこの流れを引き継ぎ、取引開始直後から全面安の展開になった。為替市場で円高・ドル安基調が強まっていることも、輸出企業の海外での収益が目減りすると嫌気された。

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